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「メサイア」のテキストと聖書


 ヘンデル Georg Friedrich Haendel (1685-1759) が作曲したオラトリオ「メサイア」の台本執筆者であるジェネンズ Charles Jennens (1700-73) が、そのテキストをもっぱら聖書から採用しており、とりわけ、新約聖書の福音書からよりも、旧約聖書から適切な文節を採ったことは、良く知られている。全体は、「預言と降誕」、「受難と贖罪」、「永遠の生命」の三部から構成される。また、第3部は、『イギリス祈祷書讃美歌集』に大きく依拠している、と言われている。
 テキストのそれぞれの個所が、聖書のどのような文脈の中から選ばれているか、については、ご自分で直接聖書を紐解いて確かめていただく他無いが、参考までに、テキストに対応する『欽定訳聖書』(King James Version)、現在の『英語版聖書』(Good News Bible Today's English Version ed.2)、日本語訳聖書(『聖書 新共同訳』)のそれぞれの個所を以下に整理した。


Part the first

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Part the second

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Part the third

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Bible, King James Version (URL http://nitpik.com/Bible/), 1611
Good News Bible, Today's English Version (ed.2) (c) American Bible Society, NewYork 1966, 1971, 1976, 1992
『聖書 新共同訳』 (c)共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation (c)日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
メサイア〜テキストと音楽の研究〜』 家田足穂著 音楽之友社 A5判 211頁 定価 3,000円
メサイア・ハンドブック』紹介 by 和歌山バッハコール
【木村恒夫「英訳聖書入門」コーナー(英語学習者のための文化的背景知識として)】
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