第13回定期演奏会《メサイア》1999.11.27 ノバホール

【演奏者】
指揮 鈴木優 / ソプラノ 山内房子 / アルト 阪口直子 / テノール 大島博 / バス 山崎岩男 / コンサート・ミストレス  神戸愉樹美 / 合奏 つくば古典音楽合奏団 (第1ヴァイオリン 神戸愉樹美,大西律子,高橋真二 ; 第2ヴァイオリン 小池吾郎,矢島栄子,松永綾子 ; ヴィオラ 諸岡涼子,上田美佐子 ; チェロ 高群輝夫,松本卓以 ; コントラバス 諸岡典経 ; オーボエ 佐々木美和,川人大地 ; ファゴット 坂田在世 ; トランペット 長田吉充,山上宗則 ; ティンパニー 石井みわ ; チェンバロ 鴨川華子 ; オルガン 渡部聡) / オルガン 渡部聡 / 合唱 つくば古典音楽合唱団


【プログラムと演奏録音】
Part the first
1. Symphony 13-1-01.mp3 :3.2MB
2. Accompagnato (Tenore)
Comfort ye, comfort ye my people 慰めよ、汝らわが民を慰めよと、 13-1-02.mp3 :2.5MB
3. Air (Tenore)
Ev'ry valley shall be exalted すべての谷は高く、 13-1-03.mp3 :3.3MB
4. Chorus
And the glory, the glory of the Lord かくして主の栄光は示され、 13-1-04.mp3 :2.8MB
5. Accompagnato (Basso)
Thus saith the Lord, the Lord of Hosts 万軍の主なる主、かく言い給う、 13-1-05.mp3 :1.4MB
6. Air (Alto)
But who may abide the day of His coming? されど彼の来たる日に誰が耐えよう、 13-1-06.mp3 :4.1MB
7. Chorus
And He shall purify 而して彼レビの子らを潔めん。 13-1-07.mp3 :2.4MB
Recitative (Alto)
Behold, a virgin shall conceive 見よ、ひとりの乙女が身ごもりて男の子を産み、
8. Air (Alto) and Chorus
O thou that tellest good tidings to Zion おお、汝、善き報せをシオンに伝える者よ、 13-1-08.mp3 :5.6MB
9. Accompagnato (Basso)
For behold, darkness shall cover the earth されば見よ、暗きは地を覆い、 13-1-09.mp3 :1.6MB
10. Air (Basso)
The people that walked in darkness 暗闇を歩む民は 13-1-10.mp3 :2.9MB
11. Chorus
For unto us a Child is born じつに、われらのためにひとりの御子が生まれ、 13-1-11.mp3 :3.6MB
12. Pifa (Sinfonia pastorale) 13-1-12.mp3 :2.4MB
Recitative (Soprano)
There were shepherds abiding in the field その地に野営する羊飼いたちにあり
13. Accompagnato (Soprano)
And lo, the angel of the Lord came upon them すると見よ、主の御使い彼らに近づきて、 13-1-13.mp3 :548KB
Recitative (Soprano)
And the angel said unto them 御使い彼らに言う、
14. Accompagnato (Soprano)
And suddenly there was with the angel 而してたちまちこの御使いに、 13-1-14.mp3 :904KB
15. Chorus
Glory to God in the highest いと高きところにては神に栄光、 13-1-15.mp3 :1.9MB
16. Air (Soprano)
Rejoice greatly, O daughter of Zion 大いに喜べ、シオンの娘よ、 13-1-16.mp3 :4.0MB
Recitative (Alto)
Then shall the eyes of the blind be open'd そのとき瞽者の目が開き、 13-1-17.mp3 :5.0MB
17. Duet (Alt, Soprano)
He shall feed His flock like a shepherd 主はその群を牧者のごとく養い、
18. Chorus
His yoke is easy, and His burthen is light わが軛は易くわが荷は軽ければなり。 13-1-18.mp3 :2.2MB
-休憩-
Part the second
19. Chorus
Behold the Lamb of God 見よ、神の小羊、 13-2-19.mp3 :2.5MB
20. Air (Alto)
He was despised 彼は侮られ 13-2-20.mp3 :8.4MB
21. Chorus
Surely, He hath borne our griefs
   and carried our sorrows
まことに彼、われらの悲嘆を担い、
   われらの哀しみを負えり。
13-2-21.mp3 :1.6MB
22. Chorus
And with His stripes we are healed 彼の笞打たれし傷によりてわれら癒されたり。 13-2-22.mp3 :1.6MB
23. Chorus
All we like sheep have gone astray われら皆羊のごとく道に迷いて、 13-2-23.mp3 :3.7MB
24. Accompagnato (Tenore)
All they that see Him, laugh Him to scorn すべて彼を見る者は、彼を蔑して笑い、 13-2-24.mp3 :706KB
25. Chorus
He trusted in God 彼は神を信ず、 13-2-25.mp3 :2.2MB
26. Accompagnato (Tenore)
Thy rebuke hath broken His heart 汝の誹り彼の心を砕き、 13-2-26.mp3 :1.4MB
27. Arioso (Tenore)
Behold, and see if there be any sorrow 目を留めよ、而して見よ、
   かほどの悲嘆があろうか、
13-2-27.mp3 :1.1MB
28. Accompagnato (Tenore)
He was cut off out the land of the living 彼は生ある者の地より取り去られたり。 13-2-28.mp3
29. Air (Tenore)
But Thou didst not leave His soul in hell されど汝、彼の魂を冥府に捨て置き給わず、 13-2-29.mp3 :2.1MB
30. Chorus
Lift up your heads 汝らの頭を上げよ、 13-2-30.mp3 :2.8MB
Recitative (Tenore)
Unto which of the angels said He at any time 彼はかつて、御使いの誰に言い給いしぞ、 13-2-31.mp3 :1.5MB
31. Chorus
Let all the angels of God worship Him 神のすべての御使いは彼を拝すべし。
32. Air (Alto)
Thou art gone up on high 汝、高きところに登り、 13-2-32.mp3 :2.8MB
33. Chorus
The Lord gave the word 主、御言葉を賜えり、 13-2-33.mp3 :1.1MB
34a. Air (Soprano)
How beautiful are the feet of them かの者たちの足のなんと美しきかな。 13-2-34.mp3 :2.3MB
35a. Chorus
Their sound is gone out into all lands 彼らの声は全地に響きわたり、 13-2-35.mp3 :1.3MB
36. Air (Basso)
Why do the nations so furiously rage together? なにゆえに、国々は共にかくも騒ぎ立ち、 13-2-36.mp3 :2.5MB
37. Chorus
Let us break their bonds asunder われらその枷を切り離し、 13-2-37.mp3 :1.5MB
Recitative (Tenore)
He that dwelleth in the heaven 天に住まい給う方は 13-2-38.mp3 :1.9MB
38. Air (Tenore)
Thou shalt break them with a rod of iron 汝鉄の杖もて彼らを打ち破らん。
39. Chorus
Hallelujah ハレルヤ、 13-2-39.mp3 :3.4MB
-休憩-
Part the third
40. Air (Soprano)
I know that my Redeemer liveth われ知る、わが贖い主は生き給い、 13-3-40.mp3 :5.1MB
41. Chorus
Since by man came death 死がひとりの人によりて来たりしがゆえ、 13-3-41.mp3 :1.8MB
42. Accompagnato (Basso)
Behold, I tell you a mystery 見よ、われ汝らに神秘を告ぐ。 13-3-42.mp3 :540KB
43. Air (Basso)
The trumpet shall sound
and the dead shall be raised
ラッパの鳴らん時、死者は朽ちざる者へと甦り、 13-3-43.mp3 :8.1KB
Recitative (Alto)
Then shall be brought to pass そのとき、成就すべし、 13-3-44.mp3 :1.9KB
44. Duet (Alto, Tenore)
O death, where is thy sting? おお、死よ、汝の棘はどこにある。
45. Chorus
But thanks be to God されど、神に感謝すべきかな、 13-3-45.mp3 :1.9KB
46. Air (Soprano)
If God be for us, who can be against us? 神もしわれらの味方なれば、
   誰がわれらに敵対できようか。
13-3-46.mp3 :4.4KB
47. Chorus
Worthy is the Lamb that was slain 屠られし子羊こそ、 13-3-47.mp3 :6.9MB


【プログラムノート】

《合唱曲》 鈴木 優

ヘンデルは1685年2月23日にドイツのハレに生まれます。父親は宮廷の外科医兼侍僕でした。洗礼時には Georg Friederich Händel と 綴られていますが、後にイギリスに帰化した際、自ら George Frideric Handel としています。

ヘンデルは幼少より音楽に興味を示し、才能を発揮していましたが、父は彼を法律家にしようと考え、楽器に触るのを禁じたこともあったようです。1697年に父が亡くなった後、1702年にハレ大学で法律を学びますが、同年ハレの改革派大聖堂のオルガニストとなり、これ以後はっきりと音楽家としての道を進むこととなります。

1703年夏にヘンデルはハンブルグに行きます。当時ハンブルグは商業都市として栄え、中産階級市民の援助によるオペラ劇場がありました。ここでヘンデルはオペラの技法を学び、その最初のオペラ『アルミーラ』は1705年1月8日に好評をもって初演されます。

彼は1706年から1710年にかけてイタリアで過ごします。当時イタリアは、カストラート(去勢手術によって高音域を維持した男性歌手)の活躍するオペラが隆盛を極める、音楽の先進国でした。この時期にヘンデルはコレッリやスカルラッティなど多くの音楽家と交流し、イタリア語による声楽曲の作曲技法を習得します。

その後、ドイツのハノーファー宮廷楽長となりますが、1710年11月にロンドンに渡り、当地でオペラ『リナルド』を作曲して1711年2月に初演、大きな成功を収めました。1712年には、いったんハノーファーに戻りますが、すぐに再渡英し、残りの生涯をロンドン中心に活動することとなります。

1719年には彼自身が「運命をかける」と語った、オペラ上演のための株式会社「王宮音楽アカデミー」が設立され、その音楽監督となります。この事業は当初成功し、出資者はその利益から配当金を得ることができたのですが、歌手に支払う莫大な経費などで年々財政は悪化し、1728年6月1日には破産という事態に陥ってしまいました。これには、当時ヒットしたJ・ゲイ台本による大衆的な『乞食オペラ』に聴衆を奪われたことが最後のとどめを刺したと言われています。

しかしヘンデルは、その秋には早くも王室音楽アカデミーの再興を期し、翌年1月、歌手との契約を目的としてイタリアを訪れます。この新しい事業も、その後新たに設立されたオペラ企業である「貴族オペラ」との競合などにより、下降線をたどっていくことになります。けれどもその中にあって、劇場でオラトリオを上演する試みは支持を集めました。

ロンドンの聴衆の興味がイタリア・オペラから離れつつある中、ヘンデルはなおもオペラの作曲に執着します。

このような困難な状況の中で、心身共に疲れたヘンデルは、1737年4月13日、卒中の発作を起こしてしまいます。健康状態は一時かなり深刻でしたが、ドイツのアーヘンでの温泉治療により奇跡的な回復を見せました。

静養の後10月末、彼はロンドンに戻り、すぐに新しいオペラの作曲に取りかかりました。オペラ事業の不振から、ヘンデル自身も大きな負債を抱えて債権者に追われており、その状況を打開しようと試みたのですが、オペラによって過去の栄光を取り戻すことはできませんでした。

しかしこの時期、ヘンデルに転機が訪れます。1737年11月20日にキャロライン王妃が亡くなり、その葬送アンセムの作曲を依頼されたヘンデルは、一週間で『シオンに至る道は悲しみ』を作曲します。

翌1738年には経済上の問題で、翌シーズンのオペラ上演中止を発表しなければなりませんでしたが、この年ヘンデルは『サウル』と『エジプトのイスラエル人』の二つのオラトリオを作曲します。これらは英語のテキストによる宗教的な物語で、独唱曲等の他に多くの合唱曲が含まれます。

ヘンデルのオラトリオは、ヘンデル自身が独奏もつとめるオルガン協奏曲と共に上演され、次第に大きな支持を集めてゆきました。1740年にはミルトンのテキストによる、世俗的オラトリオ『陽気の人、ふさぎの人、中庸の人』も作曲され、旧作も繰り返し上演されるようになります。オラトリオという新しい分野に進むことでヘンデルの人気は上昇線を示します。そして1741年9月14日に『メサイア』は完成、翌年4月13日にアイルランドのダブリンで初演され、熱狂的な成功を収めるのです。その後、彼は多くの宗教曲、世俗オラトリオやアンセムを作曲し続け、イギリスの国民的芸術家としての地位を確かなものとしてゆきます。

最後のオラトリオである『イェフタ』作曲中の1751年2月23日、「左眼視力減退のため作曲を続けることができず」と書き記した彼は、その年の夏左眼の視力を失い、翌年8月には脳に麻痺障害を起こして右目の視力も失ってしまいます。失明により作曲活動は断念したものの、オルガンの即興演奏は以後も続けて行いました。

1759年4月6日、コヴェント・ガーデンにおける『メサイア』演奏の後、帰宅したヘンデルは死期が近いことを悟り、遺書に「困窮した音楽家とその家族のための」巨額の寄付の項を書き加え、復活祭の4月14日の朝、静かに息をひきとります。74歳でした。

4月20日の葬儀には三千人もの人が参列し、ジョン・クロフトの『葬送アンセム』が演奏される中、その遺体はウエストミンスター大聖堂に埋葬されました。今日でも大聖堂内で『メサイア』の楽譜を手にしたヘンデルのモニュメントを見ることができます。

『メサイア』について

『メサイア』のテキストは、オラトリオの台本として見たとき、他に類を見ないユニークな構成をとっています。つまり、物語や事件が連続して進行しているわけではなく、また具体的な登場人物が設定されているわけでもありません。チャールズ・ジェネンズによって作られたこの『メサイア』の台本は、旧約・新訳両聖書の中の聖句を巧みに綴り合わせたもので、その中にはキリスト教の全てが編み込まれているといっても、決して言いすぎではないでしょう。

詳細な内容につきましては、歌詞対訳を熟読玩味していただくとして、以下に簡単にそれぞれのテーマを挙げます。

第一部: 救世主(キリスト)到来の預言、キリストの降誕、キリストの新しい教えによる司牧。
第二部: キリストの受難と復活、福音の広まり、キリストの再臨による救いの完成。
第三部: キリストの復活によるキリストを信じる者の復活とその永生、救いの完成に対する感謝と讃美。

ヘンデルはこの見事に構成されたテキストに触発され、一気にこの大曲を作曲します。1741年8月22日から7日間で第一部を作曲し、続く9日間に第二部を仕上げ、更に6日間で第三部を完成させたのです。オーケストレーションのために2日を費やしましたが、計24日間、9月14日には全曲が仕上がりました。

ところが台本の作者ジェネンズは、ヘンデルの作曲には満足ではなく、しばしばヘンデルを批判します。彼が知人に宛てた手紙には、「彼の『メサイア』にはがっかりしました。彼はその作曲に一年かけ、彼の作品中、最高のものにすると言っておきながら、大急ぎで作曲してしまったのです。このように裏切られるなら、今後彼には宗教的な台本は渡さないことにしようと思います。」と書かれています。ジェネンズの台本作家としての力量、そして聖書全般にわたる教養には、賞賛に値するものがありますが、人間的には決してつきあいやすい人物ではなかったようです。

しかし、翌1742年のダブリンでの初演では600人収容のホールに700人の聴衆が集まり、なお数百人が入場できなかったと記録されています。当時の新聞の批評も、「憧れを抱いて群れ集まった聴衆に『メサイア』が与えたこの上ない歓びは、言葉では言い尽くせない。高貴で威厳に満ちた感動的な歌詞に付けられた音楽の崇高さと気品と優しさは、ともに相たずさえて恍惚とした心と耳をとらえ、魅了した。」と最大級の賛辞を送っています。

『メサイア』の初演から、すでに今日まで250年以上の歳月が経過していますが、この間に『メサイア』は様々な形で演奏されてきました。そもそも『メサイア』の楽譜には、唯一の決定稿というものは存在しません。

ダブリンでの初演以来、公演の度ごとに、その時の歌手の力量や諸般の事情により、あるアリアがアルトで歌われたり、あるいはバスやソプラノによって歌われたりしました。また、ある合唱曲がアリアやレチタティーフに置き換えられるということがしばしばありました。これはヘンデルの時代の音楽が、歌手の声に対して極めて実際的かつ柔軟に対応するのが普通であったからで、そのため同じテキストの曲にいくつかのヴァリエーションが存在するのです。

ヘンデル存命中に、『メサイア』は56回演奏されたと記録されています。今日、一般的に演奏される形に落ち着きはじめたのは、7~8年を経た頃とされています。ヘンデルの没後、『メサイア』は、それぞれの時代の好みに合ったオーケストレーションを施されました。最も有名な例は、1789年の、モーツァルトによるクラリネットやホルンを加えた、古典派二管編成オーケストラへの編曲でしょう。この編曲は、彼の『魔笛』や『レクイエム』を思い起こさせる響きがあちらこちらに聞こえます。また、1959年にトーマス・ビーチャムが録音に使ったグーセンスによるオーケストレーションでは、シンバル・大太鼓などの打楽器をはじめ、後期ロマン派風の大規模な管弦楽に編曲されています。

日ごろ見落とされがちですが、『メサイア』は、ヘンデルの他のオラトリオやオペラに比べて非常に小規模なオーケストラの編成で作曲されています。初演時には、弦楽器と鍵盤楽器以外には二本のトランペットとティンパニーだけでした。後のロンドンでの演奏でオーボエとファゴットが付け加えられます。

しかし、ヘンデルの没後「ヘンデル記念祭」が各地で開催され、次第に膨大な数の音楽家によって『メサイア』が演奏されるようになりました。1784年に行われた「生誕百年祭」では、513人の音楽家によって演奏されたといわれています。そして1883年に行われたフェスティヴァルでは、オーケストラ500人、合唱団4000人の計4500人によって『メサイア』が上演されました。

こうした傾向に対してバーナード・ショウは「もし私が下院議員なら、ヘンデル・オラトリオの演奏には、合唱に48人、オーケストラに32人の計80人までを認め、これを超えた場合は重罪とする法案を提出したい。」と批判しています。

本日の私達の合唱60人、オーケストラ19人の演奏が、バーナード・ショウの、そしてヘンデルの御旨にかなわんことを。


【歌詞対訳】
Part the first
1. Symphony
2. Accompagnato (Tenore)
Comfort ye, comfort ye my people, 慰めよ、汝らわが民を慰めよと、
saith your God. 汝らの神は言い給う。
Speak ye comfortably to Jerusalem, 汝ら懇ろにエルサレムに語りかけ、
and cry unto her, 彼女に呼びかけよ、
that her warfare is accomplish'd, その争いは終わり、
that her iniquity is pardon'd. 彼女の咎は赦された、と。
The voice of him that crieth in the wilderness: 荒れ野から呼びかける者の声あり、
Prepare ye the way of the Lord, 汝ら主の道を備え、
make straight in the desert われらの神のために
a highway for our God. 荒れ地に大路を通すがよい、と。
(Isaiah 40:1-3) (イザヤ書40:1-3)
3. Air (Tenore)
Ev'ry valley shall be exalted, すべての谷は高く、
and ev'ry mountain and hill made low, すべての山と丘は低く、
the crooked straight, 曲がりし道は真っ直ぐに、
and the rough places plain. 険しき地は平らかにされるべし。
(Isaiah 40:4) (イザヤ書40:4)
4. Chorus
And the glory of the Lord shall be revealed. かくして主の栄光は示され、
And all flesh shall see it together, すべて肉なる者は共に見るであろう、
for the mouth of the Lord hath spoken it. 主の口のかく語り給いしがゆえ。
(Isaiah 40:5) (イザヤ書40:5)
5. Accompagnato (Basso)
Thus saith the Lord, the Lord of Hosts: 万軍の主なる主、かく言い給う、
Yet once, a little while, and I will shake 間もなくさらに、今ひとたび、
the heavens and the earth, われ天と地、
the sea and the dry land, 海と陸を震わせん。
and I will shake all nations; 而してわれすべて諸国の民を震わせん、
and the desire of all nations shall come. すべて諸国の民の願うもの来たらん。
(Haggai 2:6-7) (ハガイ書2:6-7)
The Lord, whom ye seek, 主、汝らの求める者は、
shall suddenly come to His temple, 忽然とその宮に来たらん、
even the messenger of the Covenant, すなわち汝らの喜びとする
whom ye delight in: 契約の使者は。
behold, He shall come, 見よ、彼は来たらん、
saith the Lord of Hosts. 万軍の主かく言い給う。
(Malachi 3:1) (マラキ書3:1)
6. Air (Alto)
But who may abide the day of His coming, されど彼の来たる日に誰が耐えよう、
and who shall stand when He appeareth? 彼の顕れるときには誰が立ちえよう。
For He is like a refiner's fire. 彼あたかも精錬する者の焔のごときゆえ。
(Malachi 3:2) (マラキ書3:2)
7. Chorus
And He shall purify the sons of Levi, 而して彼レビの子らを潔めん。
that they may offer unto the Lord そは彼らが義において
an offering in righteousness. 主に献げ物を献げんがため。
(Malachi 3:3) (マラキ書3:3)
Recitative (Alto)
Behold, a virgin shall conceive, and bear a Son, 見よ、ひとりの乙女が身ごもりて男の子を産み、
and shall call his name Emmanuel, その名をインマヌエルと呼ばん、
(Isaiah 7:14) (イザヤ書7:14)
"God with us." 「神はわれらと共に」の意なり。
(Matthew 1:23) (マタイによる福音書1:23)
8. Air (Alto) and Chorus
O thou that tellest good tidings to Zion, おお、汝、善き報せをシオンに伝える者よ、
get thee up into the high mountain; 高き山に登れ。
o thou that tellest good tidings to Jerusalem, おお、汝、善き報せをエルサレムに伝える者よ、
lift up thy voice with strength, 力もて汝の声を高くあげよ、
lift it up, be not afraid; 声をあげよ、恐るるなかれ、
say unto the cities of Judah: ユダの町々に告げよ、
Behold your God! 「汝らの神を見よ!
(Isaiah 40:9) (イザヤ書40:9)
Arise, shine; for thy Light is come, 起きよ、光を放て、汝の光は来たり、
and the glory of the Lord is risen upon thee. 主の栄光は汝の上に輝く」と。
(Isaiah 60:1) (イザヤ書60:1)
O thou that tellest good tidings to Zion, 善き知らせをシオンに伝える者よ、
good tidings to Jerusalem, 善き知らせをエルサレムに伝える者よ、
arise, say unto the cities of Judah: 起きよ、ユダの町々に告げよ、
Behold your God! 「汝らの神を見よ!
the glory of the Lord is upon thee. 主の栄光は汝の上に輝く」と。
(Isaiah 40:9/Isaiah 60:1) (イザヤ書40:9/イザヤ書60:1)
9. Accompagnato (Basso)
For behold, darkness shall cover the earth, されば見よ、暗きは地を覆い、
and gross darkness the people: 深き闇は諸々の民を覆わん。
but the Lord shall arise upon thee, されど主は汝の上に顕れ、
and His glory shall be seen upon thee. その栄光は汝の上に輝かん。
And the Gentiles shall come to thy light, 而して異教徒たちは汝の光に向かい、
and kings to the brightness of thy rising. 王たちは汝の射し昇る輝きに向かいて行かん。
(Isaiah 60:2-3) (イザヤ書60:2-3)
10. Air (Basso)
The people that walked in darkness 暗闇を歩む民は
have seen a great light. 大いなる光を見たり。
And they that dwell in the land of the shadow of death, 而して、彼ら死の陰の地に住まう者、
upon them hath the light shined. その上に光は輝けり。
(Isaiah 9:2) (イザヤ書 9:1)
11. Chorus
For unto us a Child is born, じつに、われらのためにひとりの御子が生まれ、
unto us a Son is given: われらのためにひとりの男の子が与えられる、
and the government shall be upon His shoulder: 権能は彼の肩にあり、
and His name shall be called かくてその名は唱えられん、
Wonderful, Counsellor, the Mighty God, 「讃嘆すべき者、指導者、力ある神、
the Everlasting Father, the Prince of Peace! 永遠なる父、平和の君!」と。
(Isaiah 9:6) (イザヤ書 9:5)
12. Pifa (Sinfonia pastorale)
Recitative (Soprano)
There were shepherds abiding in the field, その地に野営し、
keeping watch over their flock by night. 夜通し羊の群を守る羊飼いたちあり。
(Luke 2:8) (ルカによる福音書2:8)
13. Accompagnato (Soprano)
And lo, the angel of the Lord came upon them, すると見よ、主の御使い彼らに近づきて、
and the glory of the Lord shone round about them, 主の栄光がその周りに輝きたれば、
and they were sore afraid. 彼らいたく恐る。
(Luke 2:9) (ルカによる福音書2:9)
Recitative (Soprano)
And the angel said unto them, Fear not; 御使い彼らに言う、「恐るるなかれ、
for behold, I bring you good tidings of great joy, われ汝らに、すべての民に来たるべき
which shall be to all people. 大いなる喜びの報せを告げん。
For unto you is born this day すなわち今日、汝らのために
in the city of David a Savior, ダヴィデの町にて救い主生まれ給えり。
which is Christ the Lord. これ主キリストなり。」
(Luke 2:10-11) (ルカによる福音書2:10-11)
14. Accompagnato (Soprano)
And suddenly there was with the angel 而してたちまちこの御使いに、
a multitude of the heavenly host, あまたの天の大軍加わり、
praising God, and saying: 神を讃美して言う、
(Luke 2:13) (ルカによる福音書2:13)
15. Chorus
Glory to God in the highest, 「いと高きところにては神に栄光、
and peace on earth, 地には平和、
good will towards men. 御心に適う人にあらんことを。」
(Luke 2:14) (ルカによる福音書2:14)
16. Air (Soprano)
Rejoice greatly, O daughter of Zion, 大いに喜べ、シオンの娘よ、
shout, O daughter of Jerusalem, 歓呼の声を上げよ、エルサレムの娘よ。
behold, thy King cometh unto thee. 見よ、汝の王は汝に来たる。
He is the righteous Saviour, 彼は義しき救い主にて、
and He shall speak peace unto the heathen. 異教徒たちに平和を告げん。
(Zechariah 9:9-10) (ゼカリア書9:9-10)
Recitative (Alto)
Then shall the eyes of the blind be open'd, そのとき瞽者の目が開き、
and the ears of the deaf unstopped; 聾者の耳は開くべし。
then shall the lame man leap as an hart, そのとき歩けぬ者は鹿のごとく躍り、
and the tongue of the dumb shall sing. 唖者の舌は歌うべし。
(Isaiah 35:5-6) (イザヤ書35:5-6)
17. Duet (Alt, Soprano)
He shall feed His flock like a shepherd, 主はその群を牧者のごとく養い、
and He shall gather the lambs with His arm, 御腕もて小羊たちを集め、
and carry them in His bosom, これをその懐に抱きて、
and gently lead those that are with young. 子を孕んだ母羊たちを優しく導き給わん。
(Isaiah 40:11) (イザヤ書40:11)
Come unto Him all ye that labour, 「われに来たれ、汝らすべて疲れたる者よ、
come unto Him that are heavy laden, われに来たれ、すべて重荷を負う者よ、
and He will give you rest. われ汝らに休息を与えん。
Take His yoke upon you, and learn of Him, 汝らわが軛を負い、われに学べ、
for He is meek and lowly of heart, われ柔和にしてへりくだりたる者なれば。
and ye shall find rest unto your souls. さすれば汝らその魂に安息を見いださん。」
(Matthew 11:28-29) (マタイによる福音書11:28-29)
18. Chorus
His yoke is easy, and His burthen is light. 「わが軛は易くわが荷は軽ければなり。」
(Matthew 11:30) (マタイによる福音書11:30)
Part the second
19. Chorus
Behold the Lamb of God, 見よ、世の罪を除く
that taketh away the sin of the world. 神の小羊なり。
(John 1:29) (ヨハネによる福音書1:29)
20. Air (Alto)
He was despised and rejected of men, 彼は侮られて人々に見捨てられ、
a man of sorrows, 哀しみの人にて
and acquainted with grief. 悲嘆を知れり。
(Isaiah 53:3) (イザヤ書53:3)
He gave His back to the smiters, 打つ者どもにはその背をまかせ、
and His cheeks to them 髭を抜く者どもには
that plucked off the hair, その頬をまかせたり。
He hid not His face 恥辱と唾から
from shame and spitting. 面を隠すことをせざりき。
(Isaiah 50:6) (イザヤ書50:6)
21. Chorus
Surely, He hath borne our griefs まことに彼、われらの悲嘆を担い、
and carried our sorrows; われらの哀しみを負えり。
He was wounded for our transgressions, われらの背きのために傷つけられ、
He was bruised for our iniquities; われらの罪のために打たれり。
the chastisement of our peace was upon Him. われらの平和のための懲罰は彼に下されたり。
(Isaiah 53:4-5) (イザヤ書53:4-5)
22. Chorus
And with His stripes we are healed. 彼の笞打たれし傷によりてわれら癒されたり。
(Isaiah 53:5) (イザヤ書53:5)
23. Chorus
All we like sheep have gone astray; われら皆羊のごとく道に迷いて、
we have turned ev'ry one to his own way; すべて各々の方角に向かいたり。
and the Lord hath laid on Him 而して主は、われらすべての罪を
the iniquity of us all. 彼の上に科し給うた。
(Isaiah 53:6) (イザヤ書53:6)
24. Accompagnato (Tenore)
All they that see Him, laugh Him to scorn; すべて彼を見る者は、彼を蔑して笑い、
they shoot out their lips, 唇を突き出し、
and shake their heads, saying: 頭を振りつつ言う、
(Psalms 22:7) (詩編22:8)
25. Chorus
He trusted in God that He would deliver Him, 「彼は神が自らを救わんと信ず、
let Him deliver Him, if He delight in Him. 神をして救わしむるがよい、神が彼を愛し給うならば。」
(Psalms 22:8) (詩編22:9)
26. Accompagnato (Tenore)
Thy rebuke hath broken His heart; 汝の誹り彼の心を砕き、
He is full of heaviness. 彼絶望に沈みぬ。
He looked for some to have pity on Him, 彼自らを憐れむ者を捜せど、
but there was no man, 誰ひとりとしてなく、
neither found He any to comfort Him. 慰むる者とて見いださざりき。
(Psalms 69:20) (詩編69:21)
27. Arioso (Tenore)
Behold, and see if there be any sorrow 目を留めよ、而して見よ、かほどの悲嘆があろうか、
like unto His sorrow! 彼の悲嘆ほどの!
(Lamentations 1:12) (哀歌1:12)
28. Accompagnato (Tenore)
He was cut off out the land of the living; 彼は生ある者の地より取り去られたり。
for the transgressions of Thy people その民の背きのために
was He stricken. 彼は打たれしなり。
(Isaiah 53:8) (イザヤ書53:8)
29. Air (Tenore)
But Thou didst not leave His soul in hell; されど汝、彼の魂を冥府に捨て置き給わず、
nor didst Thou suffer Thy Holy One 汝の聖なる者に
to see corruption. 朽ち果つるを見させず。
(Psalms 16:10) (詩編16:10)
30. Chorus
Lift up your heads, O ye gates, 汝らの頭を上げよ、おお、汝ら城門よ、
and be ye lift up, ye everlasting doors, 汝ら身を起こすがよい、汝らとこしえの門よ、
and the King of Glory shall come in! 而して栄光の王入り給うべし。
Who is this King of Glory? この栄光の王とは誰ぞ。
The Lord strong and mighty, 力強く猛き主、
the Lord mighty in battle. 戦いに猛き主なり。
Lift up your heads, O ye gates, 汝らの頭を上げよ、おお、汝ら城門よ、
and be ye lift up, ye everlasting doors, 汝ら身を起こすがよい、汝らとこしえの門よ、
and the King of Glory shall come in! 而して栄光の王入り給うべし。
Who is this King of Glory? この栄光の王とは誰ぞ。
The Lord of Hosts, 万軍の主、
He is the King of Glory. 彼こそ栄光の王なる。
(Psalms 24:7-10) (詩編24:7-10)
Recitative (Tenore)
Unto which of the angels said He at any time: 彼はかつて、御使いの誰に言い給いしぞ、
Thou art My Son, 「汝はわが子なり、
this day have I begotten Thee? われ今日汝を生めり」と。
(Hebrews 1:5) (ヘブライ人への手紙1:5)
31. Chorus
Let all the angels of God worship Him. 神のすべての御使いは彼を拝すべし。
(Hebrews 1:6) (ヘブライ人への手紙1:6)
32. Air (Alto)
Thou art gone up on high, 汝、高きところに登り、
Thou hast led captivity captive, 捕われの者を虜にして率い、
and received gifts for men, 人々を貢ぎ物として受け給えり、
yea, even for Thine enemies, のみならず汝の敵も取り給えり、
that the Lord God might dwell among them. 主なる神そこに住まい給わんがため。
(Psalms 68:18) (詩編 68:19)
33. Chorus
The Lord gave the word: 主、御言葉を賜えり、
great was the company of the preachers. 報せを告ぐる者たちの群は多勢なり。
(Psalms 68:11) (詩編 68:12)
34a. Air (Soprano)
How beautiful are the feet of them かの者たちの足のなんと美しきかな、
that preach the gospel of peace 平和の福音を伝え、
and bring glad tidings of good things! 善きことを告ぐる報せをもたらす者の!
(Isaiah 52:7 / Romans 10:15) (イザヤ書52:7/ローマの信徒への手紙10:15)
35a. Chorus
Their sound is gone out into all lands, 彼らの声は全地に響きわたり、
and their words unto the ends of the world. 彼らの言葉は世界の果てにまで及ぶ。
(Romans 10:18 / Psalms 19:4) (ローマの信徒への手紙10:18/詩編19:5)
36. Air (Basso)
Why do the nations so furiously rage together: なにゆえに、国々は共にかくも騒ぎ立ち、
and why do the people imagine a vain thing? なにゆえに、人々は虚しきことを思い描くのか。
The kings of the earth rise up, 地上の王たちは立ち上がり、
and the rulers take counsel together 支配者たちは謀る、
against the Lord, 主に逆らい、
and against His anointed. 主の油注がれた者に逆らいて。
(Psalms 2:1-2) (詩編2:1-2)
37. Chorus
Let us break their bonds asunder, 「われらその枷を切り離し、
and cast away their yokes from us. その軛を投げ捨てん」と。
(Psalms 2:3) (詩編2:3)
Recitative (Tenore)
He that dwelleth in the heaven 天に住まい給う方は
shall laugh them to scorn, 彼らを蔑して笑い給わん、
the Lord shall have them in derision. 主は彼らを侮り給うべし。
(Psalms 2:4) (詩編2:4)
38. Air (Tenore)
Thou shalt break them with a rod of iron; 汝鉄の杖もて彼らを打ち破らん。
thou shalt dash them in pieces 汝彼らを粉々に打ち砕くべし、
like a potter's vessel. 陶工の器のごとく。
(Psalms 2:9) (詩編2:9)
39. Chorus
Hallelujah! for the Lord God Omnipotent reigneth. ハレルヤ!全能の神統べ給う。
(Revelation 19:6) (ヨハネの黙示録19:6)
The Kingdom of this world この世の王国は
is become the Kingdom of our Lord われらの主と
and of his Christ; そのキリストの王国となれり。
and He shall reign for ever and ever. 彼は世々とこしえに統べ給わん。
(Revelation 11:15) (ヨハネの黙示録11:15)
King of Kings, and Lord of Lords 王の王、主の主、
(Revelation 19:16) (ヨハネの黙示録19:16)
Halleluja! ハレルヤ!
Part the third
40. Air (Soprano)
I know that my Redeemer liveth, われ知る、わが贖い主は生き給い、
and that He shall stand ついには彼、
at the latter day upon the earth. 地の上に立たん。
And though worms destroy this body, さらに、この身体の腐り果てようとも、
yet in my flesh shall I see God. わが肉をもって、われ神を見ん。
(Job 19:25-26) (ヨブ記19:25-26)
For now is Christ risen from the dead, 何となれば、今やキリストは死者の中から甦り、
the first fruits of them that sleep. 眠りたる者たちの初穂となり給いたれば。
(1 Corinthians 15:20) (コリントの信徒への手紙15:20)
41. Chorus
Since by man came death, 死がひとりの人によりて来たりしがゆえ、
by man came also 死者の復活もまた
the resurrection of the dead. ひとりの人によりて来たれり。
For as in Adam all die, すなわちアダムによりてすべての者の死するごとく、
even so in Christ まことキリストによりてこそ
shall all be made alive. すべての者の生かされるなり。
(1 Corinthians 15:21-22) (コリントの信徒への手紙15:21-22)
42. Accompagnato (Basso)
Behold, I tell you a mystery; 見よ、われ汝らに神秘を告ぐ。
we shall not all sleep, すべてわれら眠りにつくにあらず、
but we shall all be changed, すべてわれら変容さるべし、
in a moment, たちまち、
in the twinkling of an eye, 瞬く間に、
at the last trumpet. 最後のラッパの鳴らん時。
(1 Corinthians 15:51-52) (コリントの信徒への手紙15:51-52)
43. Air (Basso)
The trumpet shall sound, ラッパの鳴らん時、
and the dead shall be raised incorruptible, 死者は朽ちざる者へと甦り、
and we shall be changed. われら変容さるべし。
For this corruptible そは、この朽ちるべき者が
must put on incorruption, 朽ちざる者を纏い、
and this mortal この死すべき者が
must put on immortality. 不死を纏うべければなり。
(1 Corinthians 15:52-53) (コリントの信徒への手紙15:52-53)
Recitative (Alto)
Then shall be brought to pass そのとき、かく書かれし言葉は
the saying that is written: 成就すべし、
Death is swallowed up in victory. 「死は勝利に呑み込まれたり」と。
(1 Corinthians 15:54) (コリントの信徒への手紙15:54)
44. Duet (Alto, Tenore)
O death, where is thy sting? おお、死よ、汝の棘はどこにある。
O grave, where is thy victory? おお、墓穴よ、汝の勝利はどこにある。
The sting of death is sin, 死の棘は罪なり、
and the strength of sin is the law. 罪の力は律法なり。
(1 Corinthians 15:55-56) (コリントの信徒への手紙15:55-56)
45. Chorus
But thanks be to God, されど、神に感謝すべきかな、
who giveth us the victory 神はわれらが主イエス・キリストによりて
through our Lord Jesus Christ. われらに勝利を与え給う。
(1 Corinthians 15:57) (コリントの信徒への手紙15:57)
46. Air (Soprano)
If God be for us, 神もしわれらの味方なれば、
who can be against us? 誰がわれらに敵対できようか。
(Romans 8:31) (ローマの信徒への手紙8:31)
Who shall lay anything 誰が神の選び給える者の責任を
to the charge of God's elect? 何事か問うを得ようか。
It is God that justifieth, 義とし給うは神なり、
who is he that condemneth? 誰が罪と定めん。
It is Christ that died, 死せる方、
yea rather, that is risen again, 否むしろ、再び甦り給う方たるキリスト、
who is at the right hand of God, 彼が神の右にいまし、
who makes intercession for us. われらのために執り成し給うなり。
(Romans 8:33-34) (ローマの信徒への手紙8:33-34)
47. Chorus
Worthy is the Lamb 屠られて、
that was slain, その血によりて
and hath redeemed us われらを神へと贖い給いし
to God by His blood, 小羊こそ、
to receive power, and riches, and wisdom, 権能、富、智恵、
and strength, and honour, 力、誉れ、
and glory, and blessing. 栄光、そして讃美を受くるにふさわしけれ。
Blessing and honour, glory and power, 願わくは、
be unto Him 讃美と誉れ、栄光と権能が、
that sitteth upon the throne, 玉座に坐し給う者と
and unto the Lamb, 小羊とに、
for ever and ever. 世々かぎりなくあらんことを。
Amen. アーメン
(Revelation 5:12-14) (ヨハネの黙示録5:12-14)

(又野 聡子訳)