つくば古典音楽合唱団

第２回演奏会

《ルネサンスとバロックの宗教音楽》

１９８９年６月２３日（金）１９：００開演

ノバホール

【プログラム】

ヴィオラ・ダ・ガンバ／	村田りか
オルガン／	渡部　聡
指揮／	鈴木　優
合唱／	つくば古典音楽合唱団

Programme

Mein junges Leben hat ein End'
オルガン　わが青春は過ぎ去り	J. P. Sweelinck

Lobet den Herrn, alle Heiden
もろもろの異邦人よ、主を讃えよ	J. S. Bach

Missa brevis
Kyrie	キリエ【あわれみの讚歌】
Gloria	グロリア【栄光の讃歌】
	G. P. Palestrina

O Herr, ich bin dein Knecht
おお、主よ、私はあなたの僕です	J. H. Schein

Recercada sobre O Felici occhi miei
ヴィオラ・ダ・ガンバ
幸せな私の目によるレセルカーダ	D. Ortiz

Missa brevis
Credo	クレド【信仰宣言】
	G. P. Palestrina

《　休憩　》

Toccata & Recercar
オルガン　トッカータとリチェルカーレ
（フィリオーリ・ムジカーレより）	G. Frescobaldi
Nisi Dominus
主がお建てになるのでなければ	G. Carissimi

Missa brevis
Sanctus	サンクトゥス【感謝の讃歌】
Benedictus	ベネディクトゥス
	G. P. Palestrina

O, Herr Jesu Christe
おお、主イエス・キリストよ	J. H. Schein

Missa brevis
Agnus Dei	アニュス・デイ【平和の讃歌】
	G. P. Palestrina

Recercada Segunda
ヴィオラ・ダ・ガンバ
レセルカーダ　第２番	D. Ortiz

Ave verum corpus
まことのおからだよ	W. Byrd

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【プログラムノート】　　　　　　　　　鈴木　優

パレストリーナ　ミサ・ブレヴィスの演奏にあたって

　一般的に、ミサ曲というものはカトリックの典礼における通常文とよばれる部分であるキリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス～ベネディクトゥス、アーニュス・デイの各章を一つのセットとして作曲されます。
　この各章は、実際のミサにおきましては、連続して歌われるものではなく、教会暦によって規定されている固有文の部分や、様々な祈り、福音書朗読といったものの間にはさまれているものです。
　そこで本日の演奏ではひとつの試みとして、本来時間的に連続していない各章の間に、他のモテットや器楽曲をはさんで演奏いたします。
　また、音楽的にも１６世紀のルネサンス・ポリフォニー様式であるパレストリーナの音楽と、他の１７世紀のバロック様式とのスタイルの違いをお聴き取りになっていただけるようプログラムを構成いたしました。

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【歌詞対訳】

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【プロフィール】

鈴木　優

　１９８２年東京芸術大学声楽科卒業。卒業後２年間東京混声合唱団に在団。声楽を、吉岡巌、橋本周子、山田実の各氏に師事。合唱指揮を田中信昭氏にに師事。
　現在、主にバロック声楽曲の研究と演奏、合唱団の指導育成に当っている。
古典音楽合唱団（東京）主宰。日本声楽発声学会会員。室内合唱団ヴォイス・ラボ団員。

渡部　聡

　１９８１年武蔵野音楽大学オルガン科卒業。オルガンを廣野嗣雄、秋元道雄、志村拓生の各氏に師事。古楽器アンサンブル《コンチェルト・バローロ》のチェンバロ、オルガン奏者。日本オルガン研究会会員。日本オルガニスト協会会員。都立大泉学園高等学校教諭。

村田　りか

　北海道教育大学特設音楽課程卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを宇田川貞夫氏に師事。１９８７年、インスブルック古楽フェスティバルに参加、ヴィーラント・クイケンのレッスンを受講。